こんにちは!kurake(@kurakurakurake)です、おひさしぶりです❤
今回は最近読んだ、すごくおすすめな本のことを書こうとおもいます!
この本に書いてあるのは、肌をしっとりさせたり肌を荒らしたりしている肌の上の”菌”の話。
最近解明されてきたこともが多いようなので仕方がないけど、この内容が小学校の必修だったら人生違ったかもしれません!
「何をしても肌荒れが治らない!」という人や、「肌を土台からきれいにしたい」と思っている人、角質培養や肌断食などに興味がある人におすすめです。
というか少しでもきれいな肌への情熱があるなら絶対に読んだほうがいい、まさに“スキンケアの基本”よりもっともっと基本の話を解説してくれています!
※本の中身は著作権に配慮してすべてぼかしで載せています。雰囲気だけでも感じてください!
コンテンツ
皮膚常在菌ビューティ!を読んだ
皮膚常在菌ビューティ!はワニブックスから今年の春に出たばかりの川上愛子さんの著書です。
川上さんは日本スキンケア協会認定講師、日本爪肌美容検定協会 代表理事、コスメ薬事法管理者、スキンケアカウンセラー、コスメコンシェルジュインストラクター…とコスメやスキンケアに関するたくさんの肩書きを持つ方です。
良い意味で書くのですが、この人絶対に美容オタクだな…!ってかんじの素敵な肩書きばかりですね。
中身も「気分が上がる○○」とか「自分にご褒美!」とかそんなふわふわした感情論ではなく、科学的根拠や研究データに基づいた信頼できる情報が書かれています。
わたしは電子書籍で購入しましたが、全部で151pなので紙の本の分厚さでいえば1センチちょっとくらいなので気軽に読めると思います。
肌を生かすも殺すも菌次第で自分次第
わたしたちの皮膚に生息している常在菌のはたらきは、肌の状態に大きく影響しているのだとか。
肌の上で菌たちが何をしているのか、どうすればその菌の力を借りられるのかという具体的な解説が書かれています。
簡単に言うと、善玉菌がよろこぶことをして嫌がることをやめれば肌の調子はよくなる。悪玉菌はその逆です。
わたしたちの肌は菌と自分で二人三脚すればすごくきれいになるってことです。
でもこれまでの常識だと、わたしたちは自ら協力者である善玉菌を抹殺したり悪玉菌を助けたりしてしまっている可能性が…!
ということで、そのあたりを1つ1つどうするべきかおしえてくれるわけです。
皮膚常在菌ビューティ!のおすすめポイント
①”○○は肌に悪い”の具体的な理由がわかるから行動しやすい
わたしは、何か行動をするときに「〜〜がいいよ」とざっくり聞くよりも、「〜という理由でこうしたほうがいいよ」と具体的な根拠を聞いたほうが行動しやすいです。
その行動に信頼に足る根拠があると、その行動を続けた未来がイメージできてモチベーションが高まるからです。
日々色々な雑誌・広告で言われている「睡眠不足はお肌の大敵」とか「皮脂の取りすぎるは肌に悪い」etcの理由が具体的に書かれています。
普段雑誌や広告の限られたスペースでは全部解説できないから書かれていないんだとは思うけど、
「これはよくないんだ」ということだけ分かっていても、実際はなんでダメなのかわからないことも多いのでは…?
この本はそれらの理由を簡単な言葉で教えてくれます。
「睡眠不足はお肌の大敵」→一例:睡眠中は汗をかく。そして汗は肌を整えてくれる善玉菌のご飯。つまり睡眠不足だと汗が少なくなり肌の治安が悪くなるから。
「皮脂の取りすぎは肌に悪い」→皮脂を取り過ぎると肌が悪玉菌の活動しやすいアルカリ性に傾くから。
みたいな感じです。
②自分の肌の上の菌の顔がよぎるようになる
意味不明すぎる見出しを考えついてしまったけどこの通りなんです…
まずこの本は、文章のページが半分であとの半分くらいはマンガやイラストなので読書が苦手な人でも読み進められると思います。
※厳密に数えたわけではなく体感です
わたしはもともと読書は好きなのですが、そもそも肉眼で見えない菌のことはイメージしづらいので、マンガで書かれていなかったら頭が混乱していたかもしれません。
物語に出てくるのは働く女性2人で、彼女たちの肌の上にいる菌は男性キャラクターの姿で表現されています。
例えば洗顔フォームを使う主人公に対して「こんなに働き者なのに洗い流されることもある…」と泣く善玉菌。
皮脂が不足すると、悪玉菌は元気になって善玉菌が整えた肌の上をバイクで走って荒らす。
彼らのコミカルな表情や発言のおかげで「こんなひどいケアしたら善玉菌がブチギレそう…」って思って悪い習慣を改善できるし、
「私もいい習慣を続けるから菌も頑張ってくれ!」という気持ちになって良いスキンケアを頑張れることもあります。
行動をするときに自分の肌の上の菌の顔がよぎって、改心させられますw
③常識が覆る
汗は汚い。石鹸で洗わないと手の雑菌は洗い流せない。フェイスパックの後は肌の状態が安定する。あとアクネ菌といえば諸悪の根源!
これは全部私が当たり前のこととして認識していたことです。
だから汗をかいたらすぐ顔を洗ったし、メイクをする前は入念にハンドソープで手を洗ったし、肌が不安定な時にフェイスパックに頼ったし、アクネ菌を忌み嫌っていました。
でもこの本を読んで、
・汗は汚いどころかむしろ抗菌作用がある
・水だけの手洗いで十分清潔になる(むしろハンドソープ使うほうが良くない)
・フェイスパックの後はいつもより肌が敏感になる
・良い肌の状態では、むしろアクネ菌は肌の治安を守っている
という認識に変わりました。本の中にはその理由や根拠も詳しく書いてあります。
(ここに全部書けないくらい、他にもたくさん常識が覆ったと思うことがあったよ!)
この中には私が誤解していたこともあるし、最新の研究結果で最近わかってきたこともありました。
これまでの自分の常識が覆るのは、本を読んで新しい知識を仕入れる醍醐味ですよね。
④具体的なアドバイスが書いてある
この本では最新の研究ではこういうことがわかってきました!ということだけではなく、
じゃあこれからはどうすればよいのか?ということも具体的に書いてあります。
親切なことに、お手本とするべき肌のきれいな人のルーティーンがマンガになっているパートさえあります。
ほんの一例ですが、この本を読んでから私が始めたことは以下の通り。
・浴室にオイルを置いて全身を保湿してから出る
・朝起きてすぐに顔を洗わない日を作る
・石けん洗顔もやりすぎないよう気をつける
高価なスキンケア用品を買うためにお金を貯めるよりも、ずっと気軽にできることが多いです!笑
オススメのコスメリストが書いてある
また、著者オススメの菌を育むアイテムもかわいいイラストと解説付きで紹介されています!
スキンケアアイテム、ファンデーション、日焼け止め、オイルなど(まだある)が、各アイテム数個ずつ提案されています。
コスメってどうしても広告に踊らされやすいから、専門家の意見を反映したリストがあると心強いです。
最近買ったばかりだけどもう3回くらい読んだ
堅苦しくなく読みやすいし、この本のどこを読んでもしかと心に刻みつけたいスキンケアネタが散らばっているので、買って2週間のうちに3回も読み直しました。
紙の本を買っていたとしたらふせんだらけになっていたことでしょうね…
これまで私たちが美容雑誌やメーカーに叩き込まれてきたスキンケアの基本は、古い情報もたくさんあります。(この本を読んでそれに気づいた)
自分の中の思い込みルールをアップデートしていっしょに美肌を目指しましょう…!
昼寝をして目覚めた時に汗だくになっているとベトベトで気分が悪くなっていたのですが、汗が肌にいいと知った今はむしろウエルカムです!
美容に興味がある人向けに書かれた本だけど、常在菌の話はふつうに面白いので読み物として誰でも楽しめると思います。
電子書籍版安すぎでは?
わたしは日本に住んでおらず紙の本を買いに行けないので、電子書籍という選択肢しかなかったけど、紙の本だと1296円、電子書籍だと1080円です。
こういうビューティー系の単行本っていうと1200〜1800円が相場なイメージがあるので、税抜きで1000円ってびっくりしました。
これがこんなに安く手軽に買えていいのだろうか。
このブログで紹介できたことは本のごく一部だし、Amazon・楽天・セブンだと冒頭立ち読みもできるので、興味のある方はぜひ読んでみてください❤
最後まで読んでくださりありがとうございました!
これまで書籍の紹介はしてこなかったけど、美容に関するいい書籍を見つけたらまた紹介しようと思っています!