こんにちは!
去年(2020年)クリスマスコフレのローラメルシエのピュアキャンバスプライマーのハーフサイズ3つセットを購入していましたが、今年も同じものが販売されるみたいですね!
中身も去年と同じでイルミネーティングとハイドレーティングとブラーリングの3種類です。
ただ、私はこれらがなかなか上手に使えなくてずっと使い方を研究していました。
一般人の口コミは多いのですが、ほとんどが商品提供を受けた上でのコメントで正直に言うとあまり参考にならず…;
あとはプロのメイクさんのコメントもいくつか見ましたが、そもそもプロのメイクさんと自分の技術力や目指すものが違いすぎてあまり参考にならず…
美容雑誌や公式の説明もサラッとしすぎて、読んでいると頭の中に?と質問がどんどん生まれます。笑
BAさんに聞けば早いけど、去年からパンデミックの状態が世界最悪のアメリカでコスメカウンターなんてリスクの高い場所には行きたくなくて自分でいろいろと試していました。
もし「せっかく買ったけど使い方がイマイチわからん」とか「今年のコフレを買おうか迷ってる」という方は読んでみてください。
プライムアラカルト ピュアキャンバスプライマー トリオ
1つ25mlが3種類入って税込5,170円です。(単品で買うと、25mlは1つ2420円、50mlは1つで4950円)
公式説明では「スキンケア成分をしっかりと肌に届け、乾燥などの環境ストレスから肌を守り、ベースメイクの仕上がりとカラーメイクのキープ力を格上げします。」とあります。(3種共通)
3つ入っているからフルサイズを買う前にどれが自分に合っているか、じっくり試すことができます。
ハーフサイズだけどお試しにしては十分すぎる大きさです。
日本のドラッグストアに売ってる下地はこのくらいのサイズが多いイメージです。
Contents
まず最初に言いたいのは
色々なレビューや動画や口コミサイトのコメント等を読みまくったところ、この下地を塗ったあとに乗せるメイクがヨレる、ポロポロと下地がはがれる、という感想をちらほら見かけました。
わたしの感想も同じで、少なくともハイドレーティングとブラーリングは同様の事象に悩んでいました。
せっかくメイクしたのに最後の仕上げでボロボロに崩れるんですよね…
なんでだろうと原因を考えながら塗り方をいろいろ試しましたが、原因は「使用量が多すぎて厚塗りになっていた」ことと、「乾燥時間を十分にとらなかったこと」でした。
のちに詳しく書きますが、ハイドレーティングはほんの少しを優しく薄く伸ばす、ブラーリングはほんの少しを両掌で薄く広げてからスタンプのように乗せると、それぞれの下地の効果を十分に発揮できました。
それでは、3つそれぞれの特徴を1つずつ紹介していきますね。
ブラーリング
いい評判をよく見かけるこのブラーリング。テカリ防止、毛穴隠し用のサラサラ系下地です。
それでいてシリコンフリーなところが最大の特徴だと思う。
角が立つ固めのテクスチャ。上の写真の変化見るとわかると思いますが、塗り広げた部分はツヤが消えマットでサラサラになります。
公式には「スキンケアで肌を整え、日焼け止めのあと指先にパール2粒分を取り、顔全体から首すじにかけてやさしくマッサージするようにのばします。」と書いてありますが、パール大が分からない…自然由来のものを目安にするんじゃないよというツッコミは置いておき、わたしがやってみてうまく乗った方法を書いておこうと思います。
少しでも厚く塗ると崩れる
上の写真は、下地を多く使いすぎた結果ファンデを塗るときに下地ごとヨレてしまった様子です。
超乾燥してるだけにも見えますが、ブラシを使ったときに下地が筋のように崩れてファンデと合わさってこんな感じになってしまったんですよね…ちなみに下地が多すぎると指やスポンジでもこうなりました。
体感としては下の図のようなことが起きているイメージ。
自分では少なく使ったつもりでも多かったみたいです。
これの解決方法ですが、左の手の甲に薄ーく伸ばした下地を右の指先で取ってスタンプのように乗せていく方法だと、ファンデもキレイに乗るしずっとサラサラでテカリを抑え、メイクも落ちにくい仕上がりになりました!
また、ファンデを塗る前に30秒くらいは待つこともお勧めします。
おでこや鼻と言ったテカりやすいところに部分使いする方が多そうですが、わたしのような乾燥肌が全顔に使ってもいい感じでした。
毛穴は隠れるけど
この下地の後にファンデを重ねると確かに毛穴は目立ちにくくなりますが、テクスチャが柔らかすぎるのか上の写真上部に写っているシリコン入りのものに比べると弱い気がしました。(毛穴の性質は人により異なるのであくまでも私の場合は)
しかし、柔らかすぎる反面それなりの潤いを保ってくれるので、「サラサラマットなのにそこまで乾燥を感じない」という利点もあります。
薄く伸ばせばずーっとサラサラキープしてくれるので、使い方に気をつければ優秀な下地だと思います!
イルミネーティング
素肌のような質感を演出できる、微量のシマーが入っている下地。保湿力があります。
ほんのりベージュですが、伸ばすとほぼ無色透明。
ツヤがあり液だれしないこっくりとしたテクスチャで塗りやすいです。
ゴールド系シマーなので白浮きすることがありません。
上の写真ではかなり大量に使っていますが、こちらも公式の推奨量はパール2粒分で全顔と首まで。
直径6ミリ程度の粒を2つ作って塗ってみましたが、これで全顔と首だとかなり薄づきでカバーできない部分もあるのでもう少し大きい粒の方がいいのかも。(塗りすぎよりは少ないほうが絶対マシだと思います)
MACのストロボクリームと比較
光を仕込む下地という点では、MACのストロボクリームと用途が似ていると思います。
メイクアップアーティストのイガリシノブさんもYoutubeでこれとストロボクリームのピンクライトを使い分けていると言っていました。ストロボクリームのほうが白味が強いです。
イルミネーティングもストロボクリームも薄く伸ばすと結構似てるんだけど、ストロボクリームの方が若干パール感が強いと思います。色味的にもイルミネーティングのほうがナチュラルな仕上がりです。
またストロボクリームは独特の強い香りがしますが、イルミネーティングも少し原料臭っぽいにおいがします。ただ、薄く塗り広げると気にならない程度。
イルミネーティングを塗るとこんな風に自然なツヤ感が出ます
が、この下地はベースカラーはほぼなく透けるので、(そもそもこれ下地だしね)上からファンデーションを塗る方が多いと思います。
ファンデを乗せてもツヤは健在?
この写真は下地の上からセミマットのファンデーションを塗っています。下地だけ塗った時に比べると下地によるツヤはほぼ消えたように見えます。
とはいえ、下地の上に直接ローラメルシエのトランスルーセントパウダー(ルースパウダー)を重ねた時も、マット、ツヤのファンデと併せて半顔で試したときも同じく「塗ってない側よりもほんのりツヤを感じるかも…?」という感想でした。
本当にニュアンス程度で写真で撮ると分からないくらいです。
公式は「素肌のようなツヤ感」と表現していることを考えると、これは劇的にツヤが出る下地じゃないのでしょうね。
いわゆる”メイクで作った分かりやすいツヤ”ではないけど、すっぴんよりは生き生きと見えるかんじ。(ファンデ塗った後ね)
さらに公式推奨のパール2粒分の使用量を守るとよりツヤ感は減ります。
下地だけを塗った状態を見ると、その輝きを肌にそのまま適用できると思ってしまいがちですよね。
しっかりしたレビューサイトでもこの下地だけ塗った状態でツヤ感見せて終わり..みたいなところ多かったです。(他の方をディスりたいわけではなく、私の本当に知りたい情報がなかったよ~的なことを言いたい)
保湿力は持続する
ちなみに保湿力は持続するようで、数時間経ったときに塗った側に触れてみると、塗らなかった側よりしっとりしていました。
プロのメイクさんもこの下地の保湿キープ力に注目されて使っておられる方もいました。
下地なのでメイクのモチも期待していましたが、数時間後にアイライナーのあたりをこすってみたら、塗ったほうだけ落ちてしまいました。わたしのような乾燥肌だとメイクの下の皮脂が元々少ないので、塗っていない方が落ちにくいのかもしれません。
というわけで悪くはないけどこれという目立った効果が感じられず、個人的にコスパはあまりよくない印象でした。
今のマスク生活には全く合いませんが、ファンデの上からハイライトのように塗るという使い方もあるそうです!
ハイドレーティング
名前の通り保湿力キープを目的とした下地。
イルミネーティングも保湿力があるほうだと思いますが、これはもっとみずみずしくてオールインワンゲルのようなテクスチャです。
半透明の乳白色で、柔らかく水分を多く含んでいます。
伸ばすと光を反射して水分の膜を肌の上に作ってくれます。
スキンケア用のオールインワンゲルだと水を含む成分が蒸発&肌に浸透して肌表面は元通りに落ち着きますが、これは下地なので保湿力がありつつ肌の上にもう1枚基盤をつくってその上に乗せたメイクを落ちにくくしてくれるような使い心地です。
皮むけが目立たない
素肌の上にイルミネーティングとハイドレーティングを乗せた様子を比較。
ハイドレーティングのほうが水分量が多いので光をよく反射しているのが分かると思います。(イルミネーティングのようなツヤではなく、時間とともになくなります)
わたしは乾燥肌なのですが、ファンデを乗せると皮むけが目立つおでこの部分にこれを塗ると皮むけがだいぶ目立たなくなりました!普段スキンケア、保湿系日焼け止めからのパウダーファンデだと必ず汚くなっていたんですけどね。
今まで試した水分キープを謳う下地で効果を感じたものが少ないのですが(すぐ蒸発してしまうと感じていた)、これはイルミネーティングと同じく数時間後も肌を触るとうるおいがキープされているのが分かります。
あとはこの下地を使うと意外と鼻の毛穴も目立ちにくくなります。極度の乾燥肌の方はブラーリングのようなサラサラ系下地だと乾燥してしまうので、毛穴対策でもこっちのほうが相性がいいかもしれません。
ブラーリングよりこちらの方が毛穴が目立たないというレビューも読みましたが、わたしも鼻が乾燥していることが多いのでこっちのほうが毛穴が目立たないと感じます。
塗り方に注意
そしてこれも塗り方に注意しないといけなくて、さっき書いたようにオールインワンゲルのようなテクスチャなのでそのノリで「乾燥肌だからたっぷり使おう」と多めに使うと分厚すぎて上から乗せたメイクが一瞬で崩れます。(ブラーリングのところに乗せた図のようなイメージ)
これも公式推奨は全顔から首までパール2粒分だけです。
これもまとめて顔に乗せてから指で伸ばすよりも、両手の指に取って手を合わせるように薄く伸ばしてからペタペタと塗るほうがその後のファンデがキレイに乗るように感じます。
さらに、下地が肌の上で落ち着くように必ず30秒以上待ってから塗ることをお勧めします。
これでだいぶキレイに仕上げられるようになりました!
水分キープにスキル全振りしていて皮剥けや毛穴も目立たなくなるので、乾燥する季節には相棒になりそうです!
わたしの肌の状態や下地に求めるものを考えると、3つの中でこれが一番自分には合っていると思いました。
テクスチャ比較
参考までに、最後に3つの下地のテクスチャを比較した画像をどうぞ!
左からイルミネーティング、ハイドレーティング、ブラーリングです。
文字が多すぎたかもしれませんが、自分が知りたかったことを全部かけてうれしいです!
最後まで読んでくださりありがとうございました。