ジョーマローンの香水5種類の感想を書いてみる。イングリッシュペア、アールグレイも!

こんにちは!

この前、メゾンマルジェラ・レプリカの香り10種類のレビューを書いたのですが、


メゾンマルジェラ・レプリカの香り10種類使ってみた感想を書く

その記事で、アメリカで5mlくらいの香水が入ったサンプルをよくもらうという話を書きました。

レプリカと同じく日本で人気のジョーマローンのものも5つ持っていて、以前からたびたび試していたので今回はそれらについて書こうと思います。

一応ジョーマローンに触れておくと、イギリスのブランドで重ね付けができるよう設計されている香水ブランドです。

豊富な種類とシンプルな見た目も魅力です。日本でもよくデパートで見かけましたし、アメリカでも色々な場所で目にします。

これを書いている人の香りの好み

例の香水サンプルの一部です。

わたしと好みは似ている方、もしくは好みが正反対の方の参考になるかもしれないので、わたしの好みや苦手な香りを書いておきます。

香水に強いこだわりがあるわけではないライトユーザーで、嗅覚は若干強いかもしれません。
香りで酔うか酔わないかで言うと酔いやすいほうです。

好き
フルーティー(柑橘など)、フレッシュ(石けんなど)、ティー系、ジャスミンの香りが好きです。
日本で流行る香水は自分の好みの香りであることが多いです。

苦手
甘すぎる、くどい、えぐみ、重すぎる香りが苦手。(誰でもか..?)
グルマン、フローラル、パウダー、スエード、塩や雨系は苦手なことが多いです。

※店頭で一度試した、とかではなく各種何度も使った上で感想を書いていますが(5mlは結構使えます)、香りの感じ方は個人で異なるのでその点ご了承ください。

香りの感想

イングリッシュペア&フリージア

トップノート:キングウィリアムペアー
ハートノート:フリージア、アンバー
ベースノート:パチョリ
甘さ:あまり感じない

コンセプト:洋梨のみずみずしい香りと白いフリージアの香りをアンバー、パチョリ、ウッドで仕上げた香り。

ふとした時に「え!?わたしなんでこんなにいい香りがするの!?」と思った日はこれをつけていました。バズるのにもうなづけます。

かじったところから水が滴っている洋ナシと今切り花にしたばかりのお花のようなみずみずしくて爽やかさでフルーティーな香りです。

洋梨よりもお花の香りメインに感じますが、青臭さはないし甘さも控えめで上品な香り。

普段使いもしやすく、男性でも似合う香りだと思います。

妖艶すぎる甘さや重すぎる渋みなどが一切なく、シンプルでくどさのない香りなので、香水の複雑な香りが苦手な人でも好きになれるかも。

アールグレー&キューカンバー

トップノート:ベルガモット
ハートノート:きゅうり
ベースノート:ビーズワックス、バニラ、ムスク
甘さ:ほんのり

コンセプト:英国の伝統的アフタヌーンティーがコンセプト。フルーティなベルガモットがきゅうりと共に香りを引き締め、ビーズワックス、バニラ、ムスクが温かさを演出。

最初にベルガモットのスッキリとした香りがして、その後みずみずしいハーブのような香りになり最後ほんのり甘さを感じる優雅な香り。

紅茶を飲むことから始まって、みずみずしい野菜を挟んだサンドイッチを食べて、最後にデザート。というアフタヌーンティーそのものじゃん!と思って興奮しました。笑

紅茶の香りだと思う方もいると思うので描いておくと、まごうことなき「ベルガモット」ではあるけど「紅茶」というかんじではないなと思いました。

キューカンバーと書かれていたので、苦手な瓜系の青臭さがあるかも?と恐れていましたが、そういう臭みやエグみは感じられません。

ベルガモットはだんだん薄れていき、最後の方はバニラやムスクの温かな甘みが出てきますが、しつこい甘さではなく上品さが足されるようなかんじ。ベースは最後まで爽やかです。

イングリッシュペアーと同様、男性でも使いやすい香りだと思います。

ブラックベリー&ベイ

トップノート:ブラックベリー
ハートノート:ベイリーフ
ベースノート:シダーウッド
甘さ:ほんのり

コンセプト:深く色づいた酸味のあるブラックベリーの果汁に摘み取ったばかりのベイリーフの葉の爽やかさを。


ベリーのフルーティーで爽やかな香りと、ハーブのような深く呼吸をしたくなる香りがします。かわいさがありつつも清潔感や聡明な雰囲気を感じる香り。

フルーティーでみずみずしい感じがイングリッシュペアーと似ていますが、ブラックベリーは時間が経つとハーブ感のあるウッディな香りが出てきます。

イングリッシュペアーはずっと軽やかなイメージですが、ブラックベリーはすこしずつ濃厚に。

でもハーブ系の香りなので酔ったりするような濃厚さではありません。むしろリラックスさせて呼吸が深くなるような香り。

また、なんでかわからないのですが、このハーブっぽい香りがリアルなお風呂上がりの香りに感じるんですよね。

入浴剤の香りでも石けんの香りでもなくて、なんて形容したらいいか困ってしまいますがお風呂あがりの湿気を含んださっぱり感そのものなんです…!

酸味とさっぱり感をハーブが落ち着かせている、そんなバランスのいい香りだと思います。

ウッドセージ&シーソルト

トップノート:アンブレット
ハートノート:シーソルト
ベースノート:セージ
甘さ:強め

コンセプト:風が吹く海岸と白い波、塩気を感じる爽やかな空気。そこに混ざり合う大地を思わせるセージの香り。

男性っぽい爽やかさの中にあたたかみのある甘さを感じる香り。

香りの名前から見るとハーブと塩の香りっぽいけど、名前の通りかと言うと意外にもハーブ感もシーソルトの塩っぽさもあまり感じられませんでした。(すくなくともわたしは)

男性っぽい爽やかな雰囲気もあるのですが、アンブレットシードというムスクに似た香りがメインに使われており、ほっこりしたあたたかみのある甘さも強く感じます。

これがグルマンのようなキツい甘さではなく、リラックス感のある甘さではあるものの、かなり主張が強めでわたしならオフィスよりもしょっピンクの時など開けた場所で使いたいです。

紳士服売り場の香りに比べると全然エグみはないんだけど、紳士服売り場の香りが苦手な人はこれも苦手と感じるかもしれません。

個人的には「爽やか」よりも「甘さ」の方を強く感じますが、「爽やか」「すっきり」と表現されている方もちらほらいるので紳士服売り場の香りが好きならそう感じるかもしれません。

ピオニー&ブラッシュスエード

トップノート:レッドアップル
ハートノート:ピオニー
ベースノート:スエード
甘さ:かなり強め

コンセプト:ピオニーの花にみずみずしいりんごの実と華やかなジャスミンやローズ、撫子を添え、そこに官能的なスエードの香りが溶けあう。

はじめは華やかでみずみずしい花のような香りですが、だんだん重くて色気のある深い甘さに変化します。

最初から最後まで「いい女」感のする香りなんですが、つけ始めは25歳でだんだん歳を重ねてラストノートでは40歳~の女性になっていくイメージ。

ピオニーという名前なのでフローラル系と思っていましたが、スエードがズシンと効いているのでフローラルっぽくはないなと感じました。

よく言えば色気があって深く”大物感”漂う香りなのですが、その分渋みや甘ったるさも感じました。体調悪い時にはきつそうなタイプの重さ…!

デパコスの売り場の香りが好きな方にはぴったりだと思いますが、わたしのようにフルーティーで爽やかな香りが好きな方は苦手かもしれません。

トップノートが続くのであれば好きになれたなあと思う香りです…!

値段と容量

量の目安として、30mlの香水です。

30ml / 8910円

50ml / 13200円

100ml / 18260円

少量から試したい?

香りの感想を呼んでだ上で、それでもたくさん入った香水を買う前に少量から試したい方が大半だと思います。

そんな時、少量から試せるサービスがおすすめです。

●ミニボトル1~2ml(1000円前後)

この量だとおよそ5~15日分ほど試すことができます。

そもそも自分がこの香りを好きかどうかを確認でき、何日かつけて時間による香りの変化も確認できます。

少量ボトルなので蒸発しないよう、保管方法や場所には注意してください。

●ミニボトル4~5ml(2000円前後)

サブスクリプションで好きな香りを約1か月分、試すことができるサービスがあります。

カラリアというサービスで4ml、セントピックが5ml。

これらのサービスを使うとおよそ1か月分試すことができるので、色々な場所や気候、シチュエーションで香りがどんな表情をするのかを試すことができます。

日本にいた時に1か月だけカラリアを試してみましたが、解約も簡単に出来て気軽に使えてよかったですよ。


イングリッシュペアー&フリージア、アールグレー&キューカンバー、ブラックベリー&ベイはどれもすごく爽やかでみずみずしく、ずっと嗅いでいたくなるものっすごい心地よい香りです。

3つとも甲乙つけがたいほど気に入っている香りです。1つ買うならとか考えられないくらい…!

でもどうしてもと言われたらやはりイングリッシュペアーかな。

この前書いたマルジェラのレプリカ10種と比べると、今回のジョーマローン5種のほうが日本人の私にはとっつきやすい香りが多かったです。

フルーティー系がこんなにいいとなると、他のフルーツ系の香水も気になります…!

最後まで読んでくださりありがとうございました!