アメリカ現地のメイクアップ事情〜アメリカに住むわたしが感じたこと〜

わたしは現在アメリカに住んでいるので、今回は珍しくアメリカに関するトピックを書いてみようと思います。

アメリカというとNARS、クリニーク、ボビーブラウン、メイベリン、レブロンなど日本でも有名なコスメブランド発祥の地であり、メイクアップ先進国というイメージがありました。

現地に来てみて実際どうだったか?アメリカで売っているコスメは日本とどう違うのか?

そんなちょっとしたアメリカのコスメを取り巻くあれこれを綴ってみます。

あくまでもわたしの日常で感じられる範囲でのことであり、わたしの主観です!とある一般人の日常コラムとして読んでいただければ…!

アメリカのコスメの特徴

1.カラバリが多い

アメリカのみならず様々な人種が集う国々は、それぞれみんな肌の色が違うからでしょうか。

どのアイテムもカラバリが豊富です。

誰が塗るの?と思うようなブルーの口紅は高確率でカラバリに入っている…笑

一度だけネイビーの口紅を塗っている方をバスの中で見て感動しました!ブロンドのショートカットにネイビーがバチっと決まっていました。

2.デパコスは試す機会が多い

日本で言うデパコス=デパートなどの対面カウンターで買うようなハイエンドコスメに限るのですが、アメリカのコスメは買う前にお試しできる機会が多いです。

日本でもそのブランドで購入したら何点火サンプルつけますっていうのはありますが、それよりも敷居が低いイメージです。

例えばセフォラに行ってリキッドファンデを試したいと言えば、小さな容器に何プッシュ分も入れて無料で試させてくれます。

チークやハイライトなど小さく分けられないようなものは、ミニサイズが安く買えるようになっています。パッケージなども本物と似せて精巧に作ってあって感動します!

日本ではデパコスを買うたびに失敗しまくっていた私なのですが、このシステムのおかげで高いコスメを買って失敗することがなくなりました。

余談ですがミニサイズでも十分な量あるので、よほどこればかり毎日使っているという商品でなければ、ミニサイズの方が使い切れて衛生的な気がします。

特にマスカラとかリップとか!

●関連記事

アメリカ旅行のおみやげに!セフォラでデパコスのミニコスメ買ってって〜 ミニサイズのデパコスを詰めたコフレのようなSephora Favorites

3.ドラッグストアのコスメは試せない

上で書いたようにデパコスはめちゃくちゃ試すことができるのに、ドラッグストアのプチプラコスメは試すことができないんです;(少なくとも私がここ数年間で訪れたアメリカのドラッグストアでは試せる店舗を見たことがありません…)

おかげで、全然自分の肌の色にあわないファンデーションとか買う羽目に…!

だけど“高いものを試すことができて安いものは試すことができない”という方が、理には叶っていますよね

安いコスメなのにあんなに豊富にテスターを置いてくれる日本のコスメ会社とドラッグストアが優しすぎるのかも…!アインズトルぺは天国でした。

アメリカのドラッグストアにテスターが置いてない理由ですが、日本と比べ物にならないくらい盗難が多いのと、開封しても気軽に返品できる文化だということが背景にあるのかもしれません。(コスト面とか店員の手間が増えるとか他にもいろいろ理由はあると思う)

4.つけまつ毛が主流

日本では今ではつけまのブームも落ち着きマツエクをしている人の方が多くなりましたが、アメリカではつけまつ毛が有名ブランドから継続的に売り出されているし、街中で実際に使っている人を見ることもしょっちゅうです。

以前カナダから日本に遊びに来た友人が、”日本に来たからには絶対にマツエクをやる!”と言っていました。

北米にはマツエクサロンはあるものの日本に比べて需要がないために、施術料も高いしクオリティも信用ならないところがあるようです。

白人や黒人、中東系の方々は生まれつき目が大きくてまつ毛が長い人が多いから、アジア人のように目が小さくてまつ毛が短いことを気にする人は少ないのかもしれません。

あとは普段はほぼすっぴんで遊ぶ時だけがっつりメイクするっていう人が多いから、そういうライフスタイルだと常に顔についているマツエクよりも、取り外しができるつけまつげのほうが圧倒的に便利ですよね。

5.Cruelty Freeはあたりまえ

Cruelty Freeは動物実験してないよ!って意味なのですが、このマークがついていないコスメブランドはないのでは?と思うくらい一般的です。

数年前にアメリカに滞在した時はあまり見かけなかったのですが、ベジタリアンやビーガンの文化が広まった現在はそれも当たり前になっているようです。

動物由来の成分を一切使用していないビーガンコスメというものもよく目にします。(化粧品の原料の一部には動物や昆虫を傷つけないと得られないものもあるそうです)

6.デパコスでも安売りしがち

日本では福袋以外でデパコスが安売りされるところを見たことがないのですが、アメリカだとよく目にします。

デパートやコスメのセレクトショップがセールをしていることもあるし、そのコスメブランドのオンラインストアで全品30%オフ!なんてこともあります。

どんなブランドもってわけではないのですが(さすがにシャネルは見たことない)、DIORやYSL、MACやCLINIQUEなど日本でも人気なコスメブランドでもセールを行うことがよくあります。

また、安売りとはちょっと違いますがミニサイズと現品サイズを詰め合わせたお得セットみたいなのもよく売っています。

7.限定品があまり売り切れない

日本だと限定コスメが発売されたその日の午前中で完売するようなものでも、こちらでは何ヶ月も売れ残っていてびっくりします。笑

日本の輸入量が少ないのか、こちらの需要が低いのか…?

7.シートマスクが主流ではない

日本や韓国ではシートマスクが一般的だと思いますが、アメリカではジェルやクリームのようなものを顔に塗って10分置いた後に洗い流すタイプのマスクが主流のようです。

人種が多様だと顔の大きさや凹凸もぜんぜん違うから、日本や韓国のように統一できないなってなってこういうフレキシブルなタイプがメインになるのかも?

8.ビューティーボックスの種類が豊富

定期的にコスメの詰め合わせが届くサブスクリプションボックスのコスメバーションは日本にもありますが、アメリカではコスメジャンルのサブスクリプションボックスだけでも圧倒的に種類が多い!

アメリカやカナダは国土が広いから最新コスメが簡単に手に入る地域ばかりではないだろうし、日本と違って車を持っていない人の自由度はかなり低いです。(国土が広いと送料もそれなりにかかる)

そんな背景もあって成長したサービスなのかもしれません。あとは起業しやすい風土や税制で新しいコスメブランドもどんどん生まれるというのもあるかも!(新しいコスメブランドはサブスクリプションサービスを通じて、消費者に自分の存在を知ってもらうということをしています)

サブスクリプションサービスは色々な会社が参入しているために種類が多くて値段も$10〜$50まであるので、自分が求める度合い(サンプルだけでいいよ〜なのか現品が欲しいよ〜なのか)によって選べるのもいいところです。

アメリカやカナダで頼めるビューティーボックスについて気になる方は各ボックスレビューも読んでみてください!

→アメリカのビューティーボックスレビュー

※別サイトにとびます。

9.筆のアイライナーはレア

アメリカに来てコスメを買う時に一番困ったのがアイライナー。

サブスクリプションボックスをいくつも使っていたことで何本も試したのだけど、細いラインでないと目に合わない顔の人にはきつい!笑

一番よく見かけるのはペンシルタイプのアイライナーですが、そのままだと太すぎて細い線が描けないし、極限まで細く削ると痛い…。他にフェルト素材のペン先も見かけますがすぐつぶれてしまったり、発色が悪かったりする。

インクポットに入ったみたいな筆タイプはあるけど、日本で主流の筆ペンタイプのアイライナーは中々見かけません。(そう思うとフィジシャンズフォーミュラの筆ペンは奇跡)

筆の文化が元々ないので、筆を作る技術がないこともあるかもしれない。その前に需要がないのだと思いますが…。

アメリカはメイベリンの本場だからアイライナーは大丈夫でしょ!と思っていましたが、日本で人気のメイベリンの商品はアジア人向けに開発されているということを知りました…。実際日本に合ってアメリカで売ってないものは多いです。

白人の方や黒人の方、南アジアの方の顔立ちやメイクを見ているとまぶたの面積が広くて、ペンシルですごく太くしっかりアイラインを引いてもやり過ぎに見えません。

わたしが同じメイクをしても目の存在感を抹殺してしまいますが、私以外の人には程よいサイズ感なのかも。

そういう背景もあるのか、アジア系スーパーに行くと必ずベルサイユのばらの筆アイライナーを見つけます!笑

あとはカラーアイライナーもカラーマスカラも日本のような”派手過ぎないけど色がついているニュアンスカラー”みたいなのは全然見かけなくてバチバチ原色カラー!みたいなのが多いです。ニュアンスカラーがっ!恋しい!

10.マスカラはゲジゲジしていてもいい?

日本でよく見かけたマスカラと言えば、フィルムタイプですぅーっと長くまつ毛が伸びるもの。もしくは濃い目の液で乾くと少しカピッとなるけど落ちにくいものという印象があります。

アメリカにも上記のタイプのマスカラはありますが、基本的に液は柔らかくオイリーなものが多い気がします。(よくサンプルをもらうので、欧米メーカーのマスカラは8種類以上は試していると思います)

日本と違って蒸し熱い地域が少ないからでしょうか。マスクをして歩いたりするとマスクからの蒸気ですぐにパンダ目になってしまうものが多い…!絵フォルトでWPなことはなく、これが気になるなら最初からWP買ってねということかな。

それはわかるとして驚いたのはマスカラ液がすごく分厚くまつ毛に絡み、ゲジゲジとした仕上がりのものも人気があるということです。もはやダマ=ボリュームという感覚。やはりメイクアップ=特別な時にするものだから半端ないくらい派手に!、という意識が強いからでしょうか?もしくは目が大きく彫りが深い人々はそのくらいしないとまつ毛が目立たないのかも?

毎日メイクをするためにナチュラルなボリュームアップや長さアップを目指す日本の商品とはだいぶ違う仕上がりに。おもしろい!

※補足しておくとダマがないということを売りにするマスカラもアメリカにはあります。

日常的にはメイクしない人が多い?

日常的にフルメイクする人は少ない

さまざまな人種・バックグラウンドの人が集まるこの国で「〜な人が多い」っていうのも違和感がありますが…

わたしの住んでいる場所にはいろいろな人種の方々が暮らしていて、わたしも日々さまざまな肌の色の人、さまざまな国の出身の人と接します。

その方々と接していて気づいたのですが、日本人のように日常的にメイクをする人は少ない様子。(少なくとも私が見る限りは)

日常生活で日本人のようなレベルのフルメイクをしている人を見ることは稀です。

ただしこれには地域差があるようで、ファッションや文化の中心地のような街(例えばNY)だとメイクをしている人はもっと多いと聞きました。

私の住んでいる地域は「ナチュラルにヘルシーに生きよう!」みたいな雰囲気だから余計にメイクをしている人が少ないのかもしれないです。

セフォラで年に10万円以上使う化粧上手でコスメフリークな友人がいるのですが、彼女が住んでいるニューヨークから私の住む地域に仕事で訪れたときはすっぴんでした。

別に寝坊したとかいうわけでもなく、「この地域の人みんな化粧しないから、しっかり化粧すると妙に目立つ気がしてさ…笑」と言っていました。

じゃあいつメイクしてるの?

じゃあいつメイクをするかというと、パーティーとかフェスとかクラブに行くような特別な時だけ。と言う人がいました。

とはいえ、そんなときでさえもノーメイクな方が多いし、わたしがこれまで出会った「メイクが大好き!」と言っている北米の子たちは、そう言っているわりにいつもほぼノーメイクです。笑

たま〜に公共交通機関や道端でバッチリフルメイクをしている人を見ると驚いて二度見してしまうくらいです。

ちなみにバッチリメイクをしている人をみていると”プライベートでお出かけ中”みたいなことがほとんどなので、やはりメイクアップは特別な時にするという方が多いのかもしれません。

確かにどんなお店に行ってもノーメイクの店員さんのほうが多いです。(もちろんコスメショップの店員さんはめちゃくちゃメイクしてるけど)

アメリカやカナダの友人達に「普段メイクする?」と聞くと、普段はノーメイクでパーティーの時だけマスカラくらいはつける~!、とかナチュラルな肌に見えるBBクリームをつけてあとはアイラインだけ描く。という意見が聞けました。

中東の血を引いていて顔立ちがはっきりしている友達が、マスカラをするもののアイシャドウを塗っているのは見たことがないのですが、アイシャドウを塗らないと顔がつるっとして子供っぽく見えてしまうわたしとは全然違う目線でメイクしているのだろうなと思いました。

話それますが北米ってコスメアイテムの中で言うと、日韓よりも明らかにマスカラが人気だよね。

それでもメイクアップは人気

じゃあ誰もコスメなんか買わないんじゃない?と思ってしまうところですが…

セフォラ(日本で言うデパコスのセレクトショップ)にはいつも人がたくさんいるし、ドラッグストアのコスメ売り場でもオンラインショップでも売り切れているものが必ずあります。

SNSを見てもメイクアップした姿を投稿している人はたくさんいるし、コスメレビューも充実しています。

個々の売り場のもの売り切れにした人たち、どこにいるの!?本当に存在してるの!?っていつも聞きたくなる。笑

特別な時(プライベートな時間)だけにしっかりメイクをするタイプの人が多いけど、コスメ自体は日本のように人気みたいです

現地の友人曰く「毎日フルメイクアップする人もいると思うよ。マナーではなくて誰にでも自由にメイクアップの度合いの選択肢があるからね。」と言っていました。

日本ではメイクアップを”義務”としてやっている人、外見コンプレックスのせいでメイクしないと外出できない人、誰かに似せたメイクをする人、が多いように見えますが

アメリカだと義務と感じている人は少ないようだし、何もしない見た目も素敵だけどメイクをしたらもっと素敵ね。みたいなノリでコスメを楽しんでいる人が多い気がします。

(私が知らないだけで「メイクしないと家から出られない!」っていう人はどの国にもいるとは思います。ビューティーボックスのパーソナルアンケートでもそういう回答の選択肢があった。笑)

国民の見た目が画一的な日本と比べると、いろいろな人種が集まるアメリカは見た目にもメイクアップにも寛容で自由な雰囲気があります。

メイクアップをやるもやらないも勝手だし、やってもやらなくても好きにしたらええやん…?そもそも他人の顔のことは気にしていませんけど?みたいな。

改めて言うけどほぼ主観です!(一応何人かの友達にも聞いたけど)

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このブログは日本語で書いているし日本にいる皆様は興味がなかったかもですが、ここまで読んでくださりありがとうございます!いい息抜きになりました❤️笑

わたしは日本で毎朝のように気合を入れてメイクしていた日々が懐かしいです…!笑