今日はこの自然の恵み、湯の花を気軽に使ったがために地獄と天国を味わうこととなった、わたしkurake(@kurakurakurake)の体験談を書こうと思います…!
湯の花は花の名前ではなく温泉成分が結晶して、温泉内に沈殿・堆積したものを乾燥させた粉のようなものです!
簡単に言うと温泉成分が凝縮されたヤバい粉ってところですかね(言い方)
ちなみに湯の花はよく温泉地に売っています。
黄色のような緑のような白いような、少し水分を含んでいる感じの粉です。ギュッと押すと固まる。
カバー力の高いルースパウダーっぽい!
香りはまんま硫黄です、温泉地で嗅ぐことの出来るあのニオイです。
(温泉地で直接嗅ぐよりはマイルドですが)
さて、お風呂に入れるとより温まるし肌に良い…ということで、草津温泉で意気揚々とこれを買ったものの…
(結構デカいよね)
引っ越し先の風呂釜では使えずこれどうしよ…?状態になっていたんです。
コンテンツ
ニキビを一掃するために湯の花をつかう
調べてみるとアトピーや肌荒れに湯の花が効くらしい。
確かに、ニキビの薬や洗顔料には硫黄がよく使われていますよね!
わたしはあるとき極度のストレスでニキビが噴出し、いつもに比べて一向にニキビが収まらない…。という状態になりました。
そこで水に溶いた湯の花を顔に塗りたくってみた※のですが…!?
※軽々しく行なってはならない。
まずは私の顔面がストレスでニキビの国になる前のお話からどうぞ。
もともと、髪の生え際に赤く小さなブツブツがあった
昔から定期的にぶわあああとできるこのブツブツ。一度出来たらずっとそこにいます。
抗真菌成分のある石鹸などで洗わないといなくならないので、脂漏性皮膚炎なのかも…?
極度のストレスでニキビが増殖、悲惨な状態に
かつてないほどのストレスが私を襲い、顔中の至る所にニキビが出来ました。
大人ニキビが出来るところにも思春期ニキビが出来るところにも出来ました。
ただし中学生の時のように脂ぎっていないところを見ると、大人になったんだな…と思いますね。
この時一番嫌だったのが、もう本当に何をしても一向に消えなくてまさに中学時代ばりの強気なニキビだったことです。
頑固なニキビにしびれをきらし、硫黄に手を染める
2日間、水に溶いた湯の花をニキビや出来物がひどいところに塗ってから寝ることにしました。
朝に顔中の湯の花を水で落としましたが、直後は肌がいつもよりツルッとしており、早速効果を感じました。
こうしてとうとう手を出してしまった、湯の花…別名硫黄。
今でこそこんな書き方をしているけど、かなり気軽に実験のような気持ちで手を出しました。
それがまさかあんなことになるなんて…。
悲劇は起きた。顔面が焼け野原
湯の花パック生活も3日目か・・・という朝、悲劇は起きました。
ニキビどころかニキビその他大勢の肌荒れがオールスターで顔面に登場!
乾燥がヤバくて顔のいたるところで常に皮がめくれる。
メイクとかとんでもない。
ベースとなる皮膚がベロベロ剥がれているので、ファンデもチークもまともに塗れません。
スキンアクアの日焼け止めはすごく染みて、痛くて塗ることが出来ないくらい。
しかもすっっごくかゆい。
蚊に刺されたようできものが現れたり、肌自体がでこぼこになったり、ニキビがもっと増えたり…
毎日泣きそうでした。人前に出たくなくなる。
もし毎日通勤通学している身だったらすごく辛かった。
10日間の死闘の末(闘いというか一方的にやられている)
まさかのつるっつるのベイビースキンが爆誕!!!
全ての肌トラブルが死滅したわけじゃないけど、ニキビもフラットになって芯も取れているので”焼け跡”って感じです。
何より驚くのは1ヶ月半より前から常駐していて、病院行きか…?と思っていたくらいの、髪の生え際のブツブツが全部なくなっていたこと‼‼‼
久しぶりに生え際の皮膚を見た!ってかんじです。
湯の花を塗った後に出た症状まとめ
・乾燥
・かゆみ
・ニキビオールスターズ&増殖
・ひりひり感
・赤み
・謎の湿疹
・蚊に刺された感じのできもの
硫黄のことを調べ、自分と照らし合わせた
よくよく考えれば、調べずに実行に移したその時の自分は狂っていたんだろうと思います…。
ちょうど困っている時に手を伸ばせば届く距離に湯の花があったことが原因だったのでしょう。
ニキビ研究室ー東京アクネクリニックの記事を一部、引用させていただきます。
1.皮脂の分泌を抑え乾燥させる
一つ目は比較的すぐに実感される方の多い、皮脂の分泌を抑える効果。同時にその部分の皮膚を局所的に乾燥させる効果もあるので、ジュクジュクした思春期のニキビなどに対しては非常にうれしい効果です。
2.角質をやわらかくする
お肌の角質を柔軟にして、ニキビのもととなる皮脂や皮膚の老廃物、細菌などの複合体である角栓が毛穴に詰まりにくくする効果もあります。
3.アクネ菌を退治してくれる
硫黄にはアクネ菌そのものを退治する作用もあります。
うんうんうん知ってるそれ!身をもって体験した〜〜〜〜〜wwwってかんじですね。
1の乾燥は、それはもうベロベロと顔中の皮がめくれるほど激しかったです。
2の角質の軟化は、今感じています。
赤ちゃんのような柔らかいフニフニほっぺになりました。湯の花をつかう前よりふにふにフレッシュ。
3のアクネ菌殺菌はたしかに多くのニキビを滅してくれたので実感しています。
他のサイトではアクネ菌だけに限定しておらず「殺菌効果」という表現もあったのですが、確かにアクネ菌以外の常在菌もガンガン殺していなかったね、君(湯の花のこと)…?
ただでさえ皮も剥がれているのに肌を守るものがなくなりヒリヒリ・かゆかゆが現れていた気もします…。
※専門家ではないので真偽の程は分かりません
大人ニキビは、お肌のうるおい不足がニキビができる原因の一つになっている場合もありますから、よりお肌を乾燥に傾けてしまう硫黄製剤はかえって悪化させてしまう可能性も否定できません。
ま、まじか。大人ニキビに硫黄はよくないのか。
たしかにな、乾燥すごかったからな。
ちなみに今回の症状は、3年前にわたしがニキビの治療で処方された”ベピオゲル2.5%”を使用したときの症状にとても似ていました。
ベピオゲルの説明書を読むと、副作用のところに皮膚が粉を吹くとか剥がれるとか湿疹ができるとか、肌が乾く、刺激を感じる…などといったことが(難しい言葉で)書かれています。
ベピオを使ったことがある人はあの辛さ分かるかも…。
そしてベピオも1週間耐えると肌がリニューアルされるんですよね。わたしは一回の使用で懲りましたが・・・?
良い子はぜったいに真似しないで
いや、私も良い子なんですよ基本的に。
でも今回は一向に去ろうとしないニキビに心を支配されていたので、よく調べもせずに自然界の劇薬を扱ってしまったのです。
わたしの肌は丈夫な方です。ニキビはできやすいけど、スキンケア用品や化粧品で荒れたことは一度もないです。
つまり私よりも肌が敏感な人が湯の花を顔に塗ったらもっとヤバいことになりかねません⚠
わたしだって、今のところは”ベイビースキン手に入れた〜!わ〜い”と思える肌の状態ですが、これから状況が変わるのかもしれないし…。
”自然に存在している成分の比率が謎なものよりも、人工的に配合したもののほうが安全だ”という言葉を思い出し、自然界のヤツらはワイルドで危険な存在だとよく理解しました。
とはいえ、この湯の花こんなにたくさんあるんですよ。
もりもり、すりきり一杯に入っている。
これどうしよう〜〜〜(振り出しに戻る)
硫黄を顔に塗ったら肌が綺麗にはなったけど、絶対に他の方にはおすすめしません。
私も二度とやりません。
これスキンクリニックで医者の立会いのもとやってもらうレベルのやつですね。一歩間違えたら危なかったと思う。
追記:湯の花を溶かした水で顔を洗ってみた
今回の事件が起きる前に顔を洗うという実験もしていたんです。
結論から言うと、これは自殺行為です、本当に。
目がぁ、目がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ってなる。目に湯の花が少しでも入ると焼けつくような痛みを感じます。
本当にこれだけはやめましょう、洗い流した後も結構尾を引いて痛かったです。
みなさん、湯の花の扱いには気をつけてくださいね!約束っ!!